福島原発事故と震災復興

東日本大震災に衝撃を受け、スイスにも復興支援の波が広がった。一方、福島第一原発事故はいまだ収束せず、微量被曝など多くの問題を抱えたままだ。スイスからこの原発事故をどう捉え、どう支援できるのか、探った。

共同ニュース
福島第一原発事故をめぐって
放射能で汚染された地域で清掃作業をするボランティアの方。
「この土地で再び耕作することができるよう、後世代のために」

東日本大震災から6年 震災の跡

東日本大震災から6年。3月11日は、世界中から改めて被災地に想いを馳せる日だ。スイスインフォでは、震災後に現地へ足を運び、現実を肌で感じとったスイス人の視点で表現されたイラストと写真を10カ国語で紹介する。 ...

高齢者がボランティアで、汚染区域の除染作業をする様子。
2014年、福島県浪江町にて

あるスイス人の視点 写真とイラストで震災後のフクシマを伝える

福島で震災が起きてまもなく6年。震災後のフクシマを伝えようとするスイス人がいる。ジュネーブに住むマチュー・ベルトさんとジャン・パトリック・ディ・シルベストロさん。津波被害のあった海岸地区に未だに残る荒廃した光景や、福島第一原発事故により避難指示のあった町村へ帰還した人々の「生きる姿」を、イラス...

グラウザーさんのグループの活動を支援して3月10日、150人の人が集まった。中には、若者や無邪気に反原発の旗を振る子どもの姿もあった。脱原発は、何と言ってもこうした子どもたちのためだ

福島第一原発事故から5年 福島第一原発事故から1000日続いた スイス人の抗議

里信邦子
, ブルックにて

その日、エネルギーエンジニアのヘイニ・グラウザーさん(63)の顔は輝いていた。今年の3月10日は、福島第一原発事故にショックを受け「スイスの原発にも同じことが起こり得る」と確信したグラウザーさんが連邦核安全監督局前に抗議のために立ち始めてから、ちょうど1000日目にあたった。願いはただ一つ。「...

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震災復興
浮体式洋上ウィンドファーム事業計画の風力発電設備「ふくしま未来」。福島県は再生可能エネルギーに復興の光をみている

再生可能エネルギーに希望をみる 福島県知事スイス訪問 「福島の時間は止まっていない」

鹿島田芙美

福島第一原発事故のニュースが世界中を駆け巡ってから、はや4年。再生可能エネルギーに復興の光をみる福島県の内堀雅雄知事は13日から15日、この事故を契機に脱原発にかじを切ったスイスを訪問。同国のエネルギー事情を視察するとともに、原発事故から立ち上がろうとしている福島の現状をアピールした。 ...

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特集

2016年11月27日の国民投票

「新しい原発の建設を禁止し、現存の原発の運転期間を45年に限定する」。これが11月27日の国民投票にかけられるイニシアチブ「脱原発」の内容だ。これが可決されれば2029年に脱原発が達成される。スイス国民は、どう判断するだろうか?

特集

スイスの原発問題と新エネルギー

福島第一原発事故を受け、スイス政府は段階的脱原発を決めた。2012年9月には、原発にとって代わる新エネルギーの推進を含む基本方針「エネルギー戦略2050」を発表した。スイスの原発の問題や新エネルギーの現状などにスイスインフォは焦点を当てる。