チューニングカーの祭典
「スイス・カー・イベント」という、年に一度のチューニングカーの祭典が、６月末ジュネーブのパレエキスポで開催された。パレエキスポはジュネーブモーターショーの開催地としても知られる場所。今回はギラギラとした、スタントショーあり、セクシー美女の洗車もありのイベントだ。
フェラーリでもポルシェでもなければ、マセラティでもない、ごく普通の車の規格外の巨大なマフラーに目が釘付けになる。そして更に、そのマフラーが加速時に出すＦ１レーシングカーさながらの爆音に、思わず体が凍りついた経験は誰にでもあるだろう。
こうした車両にするためパーツを取り換え、車の性能を高めることを「チューニング」という。
最近では技術革新が進み、手軽に車のチューニングが楽しめるようになった。エンジンも電子チップで換装可能だ。スーパーチャージャー、燃料ポンプ、ホイールなど、それらはここに集まったチューニングファン（男性がほとんど）の心を捕まえて離さない。
チューニングファンのバイブルは、映画なら「ワイルド・スピード」シリーズ。今週末、彼らのメッカとなったパレエキスポ会場には、来場者１万人と千台を超えるチューニングカーが集まった。
チューニングパーツを思う存分堪能した後は、車やバイクのスタントショー、大ジャンプが見られるフリースタイルモトクロスなど、数々のショーが楽しめる。もちろん、セクシー美女の洗車も見逃せない。
（写真＆文：トーマス・ケルン、swissinfo.ch）
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