「スイス写真賞 ― vfgセレクション」は、スイス国内で最も名高い写真賞の一つだ。その受賞候補者の作品が展示された写真展が17日からチューリヒで一般公開される。
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スイス写真賞外部リンクでは過去19年間、建築、雑誌、ファッション、ファインアート、ルポルタージュ、広告など多くの分野において、優れた芸術性と確かな技術が認められたスイスの写真が部門別に選ばれてきた。
同賞の対象となるのは、スイス国内に居住地、もしくはスイス国籍を持つ写真家、そして2016年にスイスで出版された写真作品。
受賞者は3月16日にチューリヒで開催されるオープン&アワード・ナイトで表彰される。受賞候補者の写真展は4月2日まで一般公開している。
(英語からの翻訳・大野瑠衣子)
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震災の跡
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東日本大震災から6年。3月11日は、世界中から改めて被災地に想いを馳せる日だ。スイスインフォでは、震災後に現地へ足を運び、現実を肌で感じとったスイス人の視点で表現されたイラストと写真を10カ国語で紹介する。
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「僕は、単に人物を見せるために撮影しているのではない。その人物固有の性格を表現したいから撮影しているのだ」と、ヴェルナー・ガドリガー(Werner Gadliger)は、写真集「出会い」の前書きに記している。「出会い」は…
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町の警察官から世界的に有名な写真家へ
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著名なスイスのキュレーター、ハラルド・ゼーマンさんが第49回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2001年)でアルノルド・オーダマットさんの写真を展示。それを機に、76歳にして元警察官のオーダマットさんは世界的に知られる芸術家となった。現在チューリヒで展覧会「ARNOLD ODERMATT」が開催されている。
ニドヴァルデン州にある町、スタンス出身のオーダマットさんは1925年に生まれ、48~90年まで警察官を務めていた。趣味で撮っていた写真の技術は、警察官としての仕事にも活かされていた。交通事故の現場検証のために、オーダマットさんが撮影した写真に写る大破した車は、まるで芸術作品のよう。その一方で、事実を客観的にとらえた彼の写真からは、警察官としての長年の訓練と経験が感じられる。
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